自分には「こうしたい」という思いがあっても、気づけば周りに合わせていて気疲れしてしまうという人も多いのではないでしょうか?
合わせることは悪いことではありませんが、自分の思い通りにならないことが続くと、それはストレスへと変わってしまうので注意が必要です。
そこで今回は、自分らしく生きるための自分軸の見つけ方について、自分軸とは何なのかも踏まえながら詳しく解説していきます。
Contents
ほとんどの人は他人軸で生きている
自分軸の話をする上で、まず最初に他人軸も説明しなければいけません。
他人軸とは、「相手はどう思っているかな」「みんながそう言っているから合わせよう」など、相手の考え方や意見を尊重しようとすることです。
今までの自分の人生を振り返った時に、自分の考え通りに意見を伝えたり行動したりしてきた人はどれほどいるでしょうか?
日本では、小さい頃から社会での集団生活に対応できるように、協調性を身に着ける教育を行っているため、ほとんどの人が他人の意見や考えを尊重して生きていると言えます。
そのため、他人軸で生きることが当たり前になって、自分の思い通りになっていないことにストレスを感じてしまう人も増えてきています。
では、他人軸ではなく、自分軸とはどんなものなのでしょうか?
自分軸とは
物事の判断や決断などを行う際に相手の意見に振り回されず、自分の信念に則ることです。
自分の信念に則って判断や決断を下すということは、何のしがらみにも左右されないため、ストレスフリーで自由に生きることにつながります。
しかし、自己中心になるというわけではありません。
相手の意見も尊重しながら一度自分のフィルターの中に通して折衷案に変更するなど、完全に相手に依存するわけではないので結果的にストレスを感じずに生きることができます。
このように自分軸で生きることができると、無駄なストレスを感じることがなくなるため、自分らしく幸福感を得ながら生きることにつながるでしょう。
自分軸が見つかっていない人の特徴とは
自分軸が見つかっているのか見つかっていないか自分ではなかなか分からないという人も多いと思います。
そこで、自分軸が見つかっていない人にどのような特徴を見ていくことで、自分が該当していないか判断できます。
見ていくポイントは、仕事・恋愛・プライベートの3つの観点です。それぞれのポイントについて詳しく見ていきましょう。
恋愛編
例えば、好きな相手と食事に行く際に、相手を尊重しようと、本当は食べたい物があるにも関わらず「何でもいいよ」といった経験のある人は多いのではないでしょうか?
また、これに似た状況で本当は嫌いな食べ物があるにも関わらず「何でも平気」と強がった経験がある人も多いのではないでしょうか?
どちらのパターンにしても、もし相手に判断を委ねたことによって、自分にとってプラスに働いた場合にはいいものの、相手に委ねたことによって、自分の望んでいない結果になった場合には、ストレスに感じられます。
結果的に、それが繰り返されると、自分にとってストレスになるほか、相手にとっても優柔不断という印象を与えてしまうため、別れの原因になってしまうと言えるでしょう。
仕事編
自分軸がない人が仕事をしていると、どこか頼りない感じがします。
自分の信念がしっかりしていないため、プロジェクトのメンバーの一員になっていても、「それでいいと思う」と他人任せになりがちです。
そのため、「率先して周りを引っ張るリーダー的な立場には値しない」という周囲の評価になってしまうため、出世できずに終わってしまうケースが多いと言えます。
また、なるべく責任から逃れようと、避難されないようなポジションを得ようとするため、周囲からの信頼も低く、会社で孤立してしまい、転職を繰り返してしまうでしょう。
プライベート編
自分軸がない状態でプライベートを過ごしていると、自分がぶれやすくなります。
例えば、つい先週まで炭水化物ダイエットをしていたにも関わらず、今週に入ってからは発酵食品ダイエットを始めたというような人は近くにいませんか?
自分軸がある人は、じっくりと腰を据えて物事に取り組みますが、自分軸がない人は他人の意見に左右されやすいため、スピリチュアル的な要素の影響を受けやすいと言えます。
「女優の○○は炭水化物ダイエットがおすすめと言っていた」「俳優の○○が今は発酵食品ダイエットの時代だと言っていた」といったように初志貫徹できず、ふらふらしやすいのも自分軸がない人の特徴と言えるでしょう。
自分軸の見つけ方
「自分軸で生きられるようになりたい」と思っていても、具体的にどのようにすればいいか分からない人も多いと思います。
自分軸を見つけるには以下のような方法があります。
- 自分がやりたいことを書き出してみる
- 心がワクワクする瞬間を考えてみる
- なりたい理想像について考えてみる
- 瞑想を行って頭を空っぽにする
それぞれの方法について詳しく見ていきましょう。
自分がやりたいことを書き出してみる
まずは、自分の中に埋もれてしまっている自分軸を1つ1つ見つけていくことから始めることが重要です。
例えば、本当は留学したかったのに周りの目が気になって行くことができなかったという人もいます。
埋もれている自分軸は個々に異なっていますが、他人軸に振り回されながら生きていると大切な自分軸を失うことになるため、忘れていた自分の考え方や意見などを1つ1つ書き出して視覚化していくことが大切と言えるでしょう。
心がワクワクする瞬間を考えてみる
他人軸で生きていると、自分の感情すら分からなくなってしまう場合があります。
そのため、どんな時に心がワクワクしていたのかを思い出すことも自分軸を見つけるには大切です。
自分軸で生きるというのは、自分の感情と向き合いながら生きることでもあるため、まずは自分の感情を取り戻すことから始めましょう。
なりたい理想像について考えてみる
「他人からの評価が良い人物になろう」というのは、他人軸の生き方です。
自分軸で生きていくには、なりたい理想像についてじっくり考えてみることが重要です。
他人軸の理想像の場合は「こうならなきゃ」と無理に合わせる必要がありますが、自分軸の理想像の場合は「こうしたい」と心の底から思えるため、前向きに取り組めるようになるでしょう。
瞑想を行って頭を空っぽにする
毎日様々な人と触れ合う社会の中で生きていると、自分軸なのか他人軸なのか分からなくなる時があります。
そのような時には、自分がぶれてしまわないように、まずはゆっくりと深呼吸をし、瞑想を通して頭を空っぽにすることが重要です。
頭を空っぽにすることで、邪念を追い払うことができるため、気分新たに自分軸の考え方で物事に取り組めるようになるでしょう。
自分勝手にならないように注意
自分軸で生きるということは、決して自分勝手に生きるということではありません。
周りに自分の意見を押し通すのは、相手の自分軸を自分の自分軸に変えてしまうことになるため、良い関係を築くことができなくなってしまいます。
「これが自分の自分軸だから周りが合わせるべき」という考えではなく、個々に持っている自分軸を尊重しながら折衷案を探していくなど、うまく周りと付き合っていきましょう。
まとめ
日本では、小さい頃から学校で協調性を身に着ける教育が行われているため、他人軸の中で生きている人が多いと言えます。
しかし、他人軸で生きるということは自分の思いとは裏腹な行動をとっていることになるため、それがストレスへと変わっていくことになります。
自分勝手な生き方とは紙一重とも言えますが、自分軸の生き方を身に着けることによって、ストレスフリーの自分らしい毎日を送れるようになるでしょう。
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