個々の能力が低くても、チームワークが良いと作業効率が高くなるので、スムーズに作業が終わる場合があります。
チームワークを高めるにはどのような方法があるのでしょうか?
そこで今回は、チームワークを高める方法について、チームワークとはそもそも何なのかを踏まえながら詳しく解説していきます。
Contents
チームワークとは
チームワークという言葉をよく耳にしますが、そもそもチームワークとはどういったものなのでしょうか?
チームワークとは、個人では達成できない課題などを数人で集まって成功に導く力のことです。
個々の力が小さくても集結することで大きな力になるほか、個々に欠けている能力を互いに補うことができます。
また、個人で作業を行うよりも能力が高まるだけでなく、互いに精神的に支え合うことで、チーム内のモチベーションを高めることも期待できるでしょう。
チームワークを高めるための5つの要素
チームワークを高めることで、チームの総合力が向上します。
総合力が向上することで仕事効率が良くなるため、より良い仕事を行えるようになります。
また、チームワークを高めることで、互いに切磋琢磨して作業に取り組むため、「私も○○みたいに頑張ろう」とモチベーションが上がり、個の力の向上も期待できるでしょう。
では、チームワークを高めたい時は、どんな点に注意する必要があるのでしょうか?
チームワークを高めるための要素は以下の5つです。
- 明確な目標設定
- 役割分担
- 情報共有
- 自立
- 意欲的な行動
これらの5つの要素を踏まえた上で、チームワークを向上させていく必要があると言えるでしょう。
チームワークを高めるための方法6選
チームワークを高めるには、チームの能力を高めるほか、個々を高めていく必要もあります。
チームワークを高めるための方法は以下の6つです。
- コミュニケーションを増やす
- お互いに歩み寄る
- 目標をはっきりさせる
- 目標を共有する
- 役割分担をはっきりさせる
- 情報を共有する
それぞれの方法について詳しく見ていきましょう。
コミュニケーションを増やす
友達などの場合は、意識しなくても互いに挨拶をしたり、何気ない冗談を言ったりしますが、会社などでチームを組む場合は、必ずしも気心の知れた仲間たちだけでチームを組むとは限りません。
同じ年代のメンバーもいれば、勤続年数の長い上司などもメンバーの一員である可能性があります。
また、同じ部署のメンバーもいれば、違う部署のメンバーもいるなど、初対面である人が多いチームかもしれません。
チームで1つのミッションをクリアするには、ただクリアするのではなく、より円滑により良いものを仕上げる必要があります。
互いに遠慮せず何でも言い合える方がミッションをクリアしやすいと言えます。
全くの初対面の場合には、挨拶から始めるなど、少しずつコミュニケーションを増やしていくことで、互いに意見を言いやすい関係性を築いていくことができるでしょう。
お互いに歩み寄る
ある程度コミュニケーションを取れるようになってきたら、次は積極的に互いを知ろうと努力することが重要です。
例えば、「あの人は誰?」と人に聞かれた時に「同じ会社の○○さん」としか説明できない場合と、「同じ会社の○○さん。〇〇歳くらいの子供がいて、趣味は○○らしいよ」と説明できるのではお互いの理解度が全く異なっていると言えます。
チームがよりチームらしくなるためには、ただの顔見知りではなく、コミュニケーションを通してお互いを知り、よりチームとしての基盤を築き上げていくことが重要です。
コミュニケーションを通して相手の仕事観や価値観を知り、それらを理解することも互いに歩み寄るためには重要なポイントと言えるでしょう。
目標をはっきりさせる
チームの基盤を築き上げたところで、作業効率が悪ければ意味がありません。
まずは、目の前にある目標がどのような目標なのかをはっきりさせる必要があります。
チームとしてのプロジェクトを任された場合に「○○というプロジェクトを任されたのでこのチームで頑張っていきましょう」と報告されただけで、作業に取り掛かることができるでしょうか?
これだけでは、チームとしての目標がはっきりしておらず、どのように行動に移せばいいか分からないため、チームワーク低下につながってしまいます。
まずはどんなプロジェクトで、いつまでに完了する必要があるかなど、期限を定めることによって目標がはっきりするため、よりチームワークを高めることができるでしょう。
目標を共有する
目標をはっきりさせて共通のゴールを理解した後はチームとして作業に取り掛かりますが、ゴールまでのステップが個々に設定されている状態では、チームの足並みが揃わないため、チームワークが低下する原因になります。
例えば、「マラソンで全員並んでゴールを切る」という目標があったとして、個々に走っている状態では、遅れている人がいることをゴール後に知ることになります。
チームで目標を達成するには、周りの状況をこまめに確認し、互いに支え合うことが重要です。
目標をはっきりさせた後は目標を共有して、互いの進捗状況を確認し合うなど、チーム全体のモチベーションを高めながらゴールを目指すことが重要と言えるでしょう。
役割分担をはっきりさせる
チームで作業を行うメリットは、個々に足りない能力を互いに補い合ったり、同じ作業でも複数人で行ったりすることによって、速やかに終わらせるということにあります。
しかし、役割分担がはっきりしていないと、作業効率が落ちるため、チームワークも低下します。
例えば、サッカーを考えてみると、「点を取る」という目標に対して、キーパーはゴールを守る、フォワードは積極的に点を取りに行く、監督は戦況を見て指示を出すといったようにそれぞれに役割がはっきりしています。
チームで作業を行う場合でも、進捗を確認する係を決めたり、全体を監督して指示や指導を行う係を決めたりすることで、作業に集中しやすくなるため、作業効率が上がるだけでなく、チームワークも高めることができるでしょう。
情報を共有する
クライアントからの指示などによって目標に修正が加わった場合には、情報を共有できていないと、足並みが乱れて1からやり直しになってしまう場合があります。
そのような事態を防ぐには、チームの作業に影響を与えるような情報に関しては一部ではなく、全員に共有することが重要です。
全員に共有すると言っても、口頭で伝えただけでは、勘違いや思い込みなどによって、正しく伝わらない場合があります。
最近は、仕事効率を高めるために企業のIT化が注目されているように、これらのチームで作業を行う場合にもITツールをうまく活用する必要があります。
例えば、チーム全員が参加するチャットなどを作成して、情報が入った瞬間にいち早く共有するなどです。
そうすることにで、より正確な情報をチーム内で共有できるようになるため、チームワークを高めることができるでしょう。
まとめ
チームワークは、個々に足りない能力を補うだけでなく、互いに助け合うことで作業効率を高めることができます。
しかし、ただ人が集まっているというだけでは、作業効率が個々に作業する方が高い場合もあるため、チームワークを高めていくことが重要です。
チームワークを高める方法は、コミュニケーションをチーム内で積極的に取るほか、目標をはっきりさせてから共有するなど様々です。
チーム全員の意識を高めることによって仕事効率もアップさせていきましょう。
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