会社を辞めて起業するとなると安定した収入が得られなくなるため、起業は難しいものと考えている人も多いと思います。起業したことが原因で安定した収入が得られなくなってしまっては意味がありません。起業する際に、リスクを抑えながら簡単に起業する方法はないのでしょうか?
そこで今回は、リスクを抑えながら簡単に起業する方法について解説します。
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起業は簡単ではない?
起業と聞いて、難しいものというイメージを持っている人も多いのではないでしょうか?確かに起業は「時間がかかる」「お金がかかる」というイメージがあるため、簡単ではなく難しいものというイメージが強いと言えます。サラリーマンとして働いている時は、何らかの問題によって会社を辞めさせられることがないため、継続的に安定した収入が得られます。
しかし、会社を辞めて起業した場合には、継続的な安定した収入が確保できなくなります。会社を辞めて起業する際は、大きなリスクを背負ってしまうことになりますが、リスクを抑えながら簡単に起業する方法はないのでしょうか?
簡単に起業する方法5選
会社を辞めて起業すると起業のリスクが大きくなりますが、会社を辞めずに起業すれば、起業のリスクを抑えることが可能です。また、なるべく費用がかからない方法を選べば、資金を抑えられるのでよりリスクを抑えられます。「会社を辞めずに起業する方法や費用をかけずに起業する方法なんてあるの?」と思っている人もいるかもしれませんが、会社を辞めずに簡単に起業する方法があります。
簡単に起業する方法は以下の5つです。
- Webサイトでアフィリエイト収入を得る
- クラウドソーシングを始める
- 自宅で料理教室を始める
- 自宅でヨガ教室を始める
- グッズを作って販売する
それぞれの方法について見ていきましょう。
Webサイトでアフィリエイト収入を得る
1つ目の起業方法はWebサイトでアフィリエイト収入を得るという方法です。Webサイトを作成して広告を掲載することによって、サイトを訪れた人が商品を購入するまたは広告を見た場合に収入が発生する仕組みです。
Webサイトを作るにはパソコン1台あれば十分です。Webサイトを作るのに費用がかかると思っている人もいるかもしれませんが、無料でWebサイトを作成できる場合もあります。また、スマホでもWebサイトを作成できるため、起業の費用を大きく抑えられることから比較的簡単に起業できます。
「Webサイトを作るのは難しいのでは?」と思った人もいるかもしれませんが、ネット上にWebサイトの作成方法が無料で掲載されており、誰でも時間をかければ作成することが可能です。Webサイトが完成するまでに時間がかかるほか、収益が発生するとは限りませんが、うまくいけば作成したWebサイトが定期的に収入を生み出してくれるでしょう。
クラウドソーシングを始める
2つ目の起業方法はクラウドソーシングを始めることです。クラウドソーシングとは、会社勤務しながら収入を得るのではなく、ネットで仕事を受注して収入を得るという方法です。ライティングなどの比較的簡単な案件から、専門的な資格を必要とする案件まで数多くの案件があります。
ライティングなどの比較的簡単な案件は報酬が少ない傾向がありますが、専門的な資格を必要とする案件は報酬が高い傾向があります。最初のうちは仕事が終わってからもしくは休みの日に仕事に取り組んで安定した依頼を確保できてから起業すれば、起業のリスクを抑えられるでしょう。
自宅で料理教室を始める
3つ目の起業方法は自宅で料理教室を始めることです。自宅を会場とすることで店舗費用がかからないので起業リスクを抑えることが可能です。また、自分の趣味が業務内容であり、新しい知識や経験を必要としないので簡単に起業できます。
料理教室で使用する調理器具は、特別なものを使用しない限り普段使用しているものでも問題ありません。仕事が休みの日を利用することで本業と両立することも可能です。人気が出てきた時には料理店を始めるなど、応用もできる起業方法と言えるでしょう。
自宅でヨガ教室を始める
4つ目の起業方法は自宅でヨガ教室を始めることです。自宅で料理教室を始めることと同様、自宅を会場とすることで店舗費用がかからないので起業リスクを抑えることが可能です。また、こちらも自宅で料理教室を始めることと同様、自分の趣味が業務内容であり、新しい知識や経験を必要としないので簡単に起業できます。
料理教室の場合には食材などを揃える必要がありますが、ヨガの場合にはマットといったヨガに必要な最低限のものを最初に揃えておけば問題ありません。最初は仕事がない日を利用して教室を開始して、手狭になってきた時に教室を借りて規模を大きくすれば、起業のリスクを抑えられるでしょう。
グッズを作って販売する
5つ目の起業方法はグッズを作成して販売する方法です。例えば、ピアスやリングといった装飾品からプリザーブドフラワーやハーバリウムといった小物などです。これらの小物を作成することが好きな人の場合には、空いた時間を利用して作成したものをオンラインで販売すれば必要最低限のコストで起業できるので簡単です。
小物の人気が出てきて生産量を増やす必要が生じたまたは店舗を構える必要が生じてから店舗を構えれば、リスクを抑えながら起業できます。グッズを作って販売する際は、在庫を抱えすぎても不良在庫になる可能性があるほか、在庫がないと人気が下がってしまうので、注意しながら起業しましょう。
副業を禁止している場合があるので注意
会社から独立して起業する場合は継続的に安定した収入が得られなくなるため、リスクが高いという不安がありましたが、会社に勤めながら起業できるのであればその心配は不要です。そのため、会社に勤めながら起業を検討している人もいると思いますが、1点注意が必要です。
それは、会社が副業を禁止している場合があることです。「副業禁止」というのは公務員に適用されているもので、一般的な会社には適用されていないと思っている人もいるのではないでしょうか?しかし、一般的な会社でも副業禁止を適用しているところもあります。
憲法では職業選択の自由が定められていることから、終業時間以外の時間は本人の自由に使用しても問題ありません。しかし、以下の4つに該当する場合には懲戒に該当する場合があるので注意が必要です。
- 本業に支障が出た場合
- 社員の副業が原因で会社の信頼が低下した場合
- 同業他社に関する業務の場合
- 情報漏洩など会社に不利益が生じる場合
上記に該当した場合には、会社を辞めさせられる可能性があります。どのような就業規則になっているのか確認することを忘れないようにしましょう。
まとめ
起業に対して、継続的に安定した利益を得られなくなることから、難しいというイメージを抱いている人も多いと思います。確かに、会社を辞めて起業した場合や大きな費用がかかる起業の場合にはリスクが高いと言えます。
しかし、会社を辞めずに起業することで継続的に安定した収入を得ながら起業できるほか、自宅で起業すれば費用を抑えられるため、比較的簡単に起業可能です。簡単に起業できると言っても、会社が副業を禁止している場合や懲戒に該当すると判断された場合には、会社を辞めさせられる可能性があります。
また、いくら会社と両立しながら起業できると言っても、会社の給料をそのまま全て起業に回すようなスタイルでは長く継続するのは困難です。規則がどのようになっているのかを確認するだけでなく、しっかりと計画を立ててから起業しましょう。
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