社会に出ると、苦手な人とどうしても一緒に仕事をしなえればならない時があるでしょう。人間であれば、苦手な人がいることはごく当たり前のこと。苦手な人をすぐに好きになることは難しいですよね。
しかし、仕事上無視することもできません。苦手な人とは、上手に付き合うことが大切です。
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相手を苦手!と感じてしまう現象には理由がある
社会に出ると、学生のころと比べて多くの人と出会うことになります。沢山の人と出会うことがあると、その中に苦手に思う人がいてもおかしいことではありません。人が相手のことを苦手に感じてしまう場合、「話し方」や「性格」など、それぞれに苦手に感じる理由があるでしょう。
しかし、人を苦手に感じる根本は、相手に対して『自分と違うルールを持っている人』という判断をしている、という点が理由となっています。
人間の感情や思考は、生まれた時から今までの環境や経験によってできています。自分では当たり前であることが、他の人にとっては不思議な行動であることもあるでしょう。あなたが苦手に感じている相手は、あなたとは違うルールで生活している人なのです。多くの人は、新しく出会う人と接するとき、相手がどのような人なのかを探ることになりますよね。
人間は自然と頭の中で『これまでに出会った人の中で似ている人』を探し、その過去の経験によって接し方を判断しています。この人は苦手な人だ!あまり付き合わないようにしよう!と判断することもあるでしょう。
しかし、社会人になると、仕事上の付き合いがある人を苦手だからといって無視することもできません。他人のことを苦手に思ってしまう感情は人間なので仕方のないことですが、うまく他人と
共存するためには、苦手な人との付き合い方を知っておくべきです。
苦手な人とうまく接するためのポイント6つ!
(1)苦手な人のどこが苦手?具体的に考えてみる
苦手な相手の何が苦手なのか、詳しく考えてみましょう。もちろん、これまでの経験や環境が原因となって相手のことを苦手であると判断してしまうのですが、実際に「この人苦手!」と感じる時には何かしらのキッカケとなる原因があります。何が原因で相手を苦手と感じてしまうかの原因は
①話し方などの言動
②思考や価値観
③見た目
のいずれかに当てはまることが多いでしょう。
例えば、「相手の話を聞かずに行動する」ところが苦手で「自分勝手な人である」と判断してしまい苦手に感じている。というような苦手に感じている原因を具体的に明らかにすることが、苦手な人と上手に接するための第一歩です。相手のどのような部分が苦手で、どのような出来事がきっかけで苦手であると感じるようになってしまったのか、を知ることで、自分が嫌いな相手の一面を見ないように生活しようと心がけることができ、嫌悪感を出さずに上手に付き合える可能性が高くなります。
(2)いいところもある!と知っておく
一緒に仕事をしている人など、一緒に過ごしている時間が長い仲間の中に苦手な人がいる場合相手の嫌な部分だけをみて生活していると毎日精神的に疲れてしまいます。苦手だと感じる人の良いところを探しながら一緒に生活してみると、気持ちが少し楽になります。苦手な部分ばかりを意識してしまうと、相手の苦手な部分がより際立ってしまいよりストレスになってしまいます。できるかぎり相手の良い部分を見つけるようにして相手の良い部分に注目してみることで、相手の良い面に気付くことができ、関係性を良好にすることもできるでしょう。
(3)できるだけ考えない!
苦手な相手に対して、嫌悪感むき出しの接し方をしていませんか?相手を苦手であることを意識しすぎてしまうと、結果としてさらに嫌な部分ばかりを見てしまって、苦手に感じる部分を新しく見つけてしまう可能性があります。できるだけ相手のことを苦手である、という自分の気持ちを考えないようにして、自然に接するようにしましょう。
日々の生活の中で、他の人と同様に普通に接することで、相手に対しての嫌悪感も薄れてきます。相手に対して特別嫌悪感を出して接する必要もなく、必要以上に優しく接する必要もありません。できるだけ自然に接するようにするころが大切です。
(4)必要最低限の接点に留める!
苦手な人に無理に好かれる必要はりません。会社で同じ業務を行っている場合、まったく話さないことは不可能ですが、その他の時間では必要以上の会話をしなくても良いですよね。共感を招くような発言や、プライベートな話は出来る限り避けるようにしましょう。
また、共通の友人を作ることも避けたほうが良いです。苦手にしている人が自分に対して共感を持つことで、仕事以外の内容であっても会話をすることになるかもしれませんし、仕事であれば我慢できた相手の苦手な部分もプライベートで接することで耐えられなくなってしまうかもしれません。相手との接点は仕事だけ、ということを忘れないようにして、必要最低限以上の接点を作らないことが、苦手な人と一緒に仕事をする上で大切なことです。
(5)自分の立場を知っておく!
職場にどうしても苦手な人がいても、毎日のように顔を合わせることになります。まして、同じ業務を任されている場合などは、同じ時間を過ごすことが増えるでしょう。苦手な相手と一緒に過ごすためには、自分が相手にとってどのような立場であれば良いかを知っておくことがポイントです。自分が苦手な相手に嫌われてしまい下手に攻撃的な態度をとられると、より厄介ですよね。
相手にとって、当たり障りのない存在であることを心がけて行動してみましょう。自分が相手のために気を使って行動することがストレスに感じてしまうかもしれませんが、あなた自信の精神的な成長に繋がっている、と考えると少し楽になりませんか?今そばにいる苦手な人にとって、自分が適度な存在になることができたら、あなたは成長している、ということです。
(6)挨拶はきちんとする!
あなたにとって苦手に感じる相手がいる場合、無意識の内に相手に対して攻撃的な態度をとってしまっているかもしれません。そうすると、相手もあなたのことを苦手に感じてしまっているかもしれませんよね。相手が自分のことを苦手に感じていることで、周囲の人を巻き込んであなたを攻撃してくるかもしれません。面倒な事態をさけるためには、苦手な相手に対しても自分から率先して挨拶をするようにしましょう。相手が周囲を巻き込もう、と企んでいても、あなたがきちんと挨拶をしているところを周りの人は見ているので、あなたの味方でいてくれます。
苦手な人を自分にとっての良い人に変えることは不可能!
苦手な人に変わってほしい!という気持ちがある方もいらっしゃるでしょう。しかし、相手がもしかしたら変わってくれるかも、という期待は捨ててください。相手が変わってくれるかもしれない、という期待を持っていると「もっとこうすれば良いのに何でできないの?」「なんで何度言ってもわかってくれないの?」という気持ちが大きくなり、より相手に対しての苦手意識が大きくなってしまいます。
そもそも、相手を変えることは非常に大変なことです。変わってくれれば良いな、というような気持ちでは相手のことを変えることはほぼ不可能であることを知っておきましょう。相手は相手で、自分とは違う人だ、ということを忘れないように適度な距離感で接することが大切です。
苦手な人が多い!自分に問題がある可能性も…?
社会人であれば、自分の周りに苦手な人がいることは不思議ではありません。
しかし、会う人会う人を苦手だなあ、と感じてしまう人は自分自身に問題がある可能性もあります。自分が苦手だと感じる相手は反面教師です。
自分がされて嫌だと思うことを他人にしてしまっていませんか?苦手に感じる人が多い場合は、最初に相手の良いところを探すようにしてみましょう。そして、相手な苦手な行動や言動を自分が他人にしてしまっていないか、一度振り返ってみましょう。あなたが多くの人のことを苦手だと感じてしまう理由として、あなた自身が他人にしていることが返ってきている、ということも考えられます。
まとめ
今回は自分が苦手だと感じる相手と上手に付き合う方法をご紹介しました。沢山ポイントを紹介しましたが、まずは自分がされて嫌なことを周囲の人にしてしまっていないか、一度自分自身について見つめ直してみることが大切です。そして、苦手と感じる相手には決して攻撃的な接し方をせず、適度な距離感で接するようにしましょう。
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