サラリーマンの多くがストレスを感じながら仕事をしている、と言われる近年。
誰しもが仕事に関して少なからずストレスを感じたことがあるでしょう。
今回は、営業職として勤務している方が感じるストレスや、ストレスの回避法などについてご紹介しています。
重度のストレスはあなたの心身をむしばみ、取り返しがつかなくなってしまうことも。
営業職に就いている方で、少しでもストレスを感じている方は是非一度ご確認ください。
Contents
営業職でのストレス!代表的な7つの原因
営業職として勤務している方がストレスを感じてしまう原因を7つご紹介します。
自分がどのパターンに当てはまるかチェックしてみましょう。
(1)上司からのストレス!
営業職に限らず、必要以上に厳しくノルマを設定する上司や、罵倒する上司など、ストレスを感じる上司はどこにでもいるでしょう。
営業職の場合も、パワハラとも言えるようなことをしてくる人が上司になってしまうことも。
朝から社内できついことを言われた後に、お客様のところへ営業をしにいくことはストレスを感じる要因になります。
(2)お客様からのストレス!
営業職ならではのストレスの一つに「お客様からのストレス」があります。
直接お客様とやり取りをする営業職の方は、お客様からのクレームや注文、無茶なお願いへの対応もしなければなりません。
「納期を明日に早めてほしい、追加で他の商品も納品してほしい」
「こっちの営業時間が終了した夜21時以降に来て製品の使い方を説明してほしい」
「食事会を開いてほしい」
などなど・・・
お客様と言っても、ストレスを感じてしまいます。
さらに、営業職の場合はノルマが設定されていることが多いので、契約してくれているお客様を失ってしまわないために、営業時間外や連日の接待であっても、無理をしながら対応してしまう営業マンも多く、知らず知らずの内にストレスをため込んでしまっているケースもあります。
(3)販売している商品に納得ができないストレス!
営業職では、会社の製品やサービスを販売することが業務です。
しかし、自社の製品やサービスの内容や品質について納得ができていない場合、それらをお客様に販売することは心が痛みますよね。
あまり勧めたくないけれど、仕事だし、ノルマもあるから売らないと・・・
と、日々の営業の中でストレスを感じることがあります。
(4)ノルマに対するストレス!
営業職の場合、多くの企業でノルマが設定されています。
この「ノルマ」は営業職のストレスの最大の原因ともいえるのではないでしょうか?
営業職の場合、ノルマをどれくらい達成したか。営業の成績はどれくらいなのか、で社内での周囲からの対応が変わってしまうことも。
例え後輩であっても、自分よりも販売成績が良い人であれば、上司である自分が軽く見られてしまうことが当たり前のような世界です。
また、ノルマを達成できなかった場合には給与が少なくなったり、降格してしまったり、営業職の方は毎月ノルマと戦っていかなければならないストレスを抱えています。
(5)残業が多いストレス!
営業職は外出していて社外にいることも多く、営業職以外の人から「仕事はやく切り上げて帰宅している」と思われているかもしれません。
しかし、営業職の約半数は1週間に50時間程度の残業をしている、と言われています。
営業職の場合、社外で時間外労働をしている場合に「みなし残業」とされてしまうこともあり、実際の残業時間よりも短い残業しかしていない、ということにされてしまい残業代も十分にもらえないケースもあります。
残業時間が長く1ヶ月の残業時間が80時間を超える人もいますが、ノルマに追われる生活、残業が多いなどの過労がたたり、過労死してしまうケースも。
残業は営業職にとってとても負担の大きいストレスの一つなのです。
(6)技術職との関係性がストレス!
営業職の方はお客様に対するストレスだけでなく、社内の従業員との関係性にもストレスを感じることになるでしょう。
商品を制作している技術職とうまく連携が取れていないと、お客様に商品を販売したいのに技術職の対応が間に合わない、ということも。
また、社内では技術職以外の部署も多くありますよね。
異動した時の担当の変更や接待の時の領収書を提出する経理部との関係など、社内での従業員との関係が少なからずストレスになってしまっていることがあるでしょう。
(7)休暇がとれないストレス!
お客様の会社の休日と自分の勤務している会社の休日が違う場合、土日であっても営業職の方はお客様の会社の訪問をする必要があるケースもあるでしょう。
また、平日はお客様の対応で手がいっぱいで、事務処理をする時間がなく、休日である土日に業務をする必要がある、というケースや、休日でもお客様対応が必要になり結果として仕事をすることになるケースもあります。
確実にお休みが取れる、という保証がない営業職の方は、毎日仕事のことを考えて生活することになりストレスを抱えるだけでなく体調に影響を及ぼしてしまう可能性もあるので、あまりにも休みがとれない会社に勤務している場合は注意が必要です。
営業職に向いていない!?営業職でストレスを抱えやすい人の特徴とは
これまでご紹介した通り、営業職の方は様々な理由からストレスを抱えやすい職種であると言えます。
もしかして営業職に向いていないのでは・・・と不安になってしまっていませんか?
営業職は多くの人と関わることや、商品を販売するノルマが課せられること、就労時間が長いことなど、得意な方と不得意な方が大きく分かれる職種です。
営業職に就いていて、自分に合わないのではないか、と感じる方はこれからご紹介する【営業職でストレスを抱えやすい人の特徴】を確認してみてください。
【営業職でストレスを抱えやすい人の特徴】
(1)環境
営業職として勤務している方でストレスを抱えやすい人は、まず環境に対してストレスを感じてしまいます。
- ノルマ
- 休暇がない
- 仕事内容
- 社内の雰囲気
- 営業の方法
など、仕事をする環境が合わない、と感じるとストレスを感じやすくなってしまうでしょう。
前述のとおり、営業職の場合はノルマが設定されていることや休みがなかなかとれないことなど、ストレスを感じやすくなってしまいます。
(2)性格
営業職の方でストレスを抱えやすい人の特徴として、仕事をする環境はもちろん、その方の性格も関係します。
営業職でストレスを感じやすい人の性格として
- プライドが高い
- 几帳面・真面目
という特徴があります。
営業職ではお客様と上手に付き合うことが、仕事でストレスを感じないために必要不可欠な要素です。
しかし、プライドが高いことがネックとなって、謝罪することに抵抗を感じてしまったり、下手に出ることができなかったり、営業職としての業務にストレスを感じやすくなってしまうでしょう。
また、几帳面すぎる性格や真面目な性格の方も営業職でストレスを感じやすくなってしまいます。
几帳面であることや真面目な性格はとても良いことですが、ただでさえ休みがすくない営業職で、全ての作業を自分1人で完璧に終わらせようとしてしまうと、少し息苦しくストレスを感じてしまうでしょう。
営業職のストレスでうつ病になる可能性が!
営業職に向いていないと感じていたり、強いストレスを感じていたりする場合、そのままストレスを放置して仕事を続けてしまうとうつ病になってしまう可能性があります。
- 感情的になってしまう
- 食欲がない会話がはずまない
- イライラしてしまう
- 突然涙がでてしまう
- 今まで気にしていなかったことが気になるようになる
- 人と会話ができなくなる
などの点にあてはまる場合は注意が必要です。
うつ病かもしれない、と感じた場合は早めに専門の病院を受診しましょう。
また、過労などによって体調を崩してしまうケースもあります。
強いストレスを感じている場合や、過労によって体調を崩してしまっている場合は、早めに医師に相談することが大切です。
転職することもストレスを減らすための手段!
営業職として勤務している中で、自分自身の性格や職場の雰囲気、ノルマや労働時間などによって強いストレスを感じていませんか?
ストレスをため込んでしまっている場合や、営業職が向いていない、と感じている場合は、営業職以外の業種に転職することも自分を助けるための方法の一つです。
社内で他の部署に異動することができる場合は一度申請をしてみても良いですし、そもそも社風が自分に合わない、と感じている場合は転職エージェントを利用するなどして転職活動をしましょう。
一度就職した会社を辞めて、営業職とは違う業種に挑戦することは勇気が必要ですが、ストレスをため込んで心が不健康になってしまったり、過労で病気になってしまったりする前に、勇気を出して転職することも大切です。
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