NLPとコーチングって何が違うの?NLPとコーチングの違いを徹底解説

コーチングとはどんなもので、コーチングを行うにあたって資格はあるのかなど、色々と調べていてコーチング以外にもNLPというものがあることに気づいた人もいると思います。コーチングとNLPは同じなのでしょうか?それとも違うのでしょうか?

そこで今回は、NLPとコーチングのそれぞれの特徴と違いについて詳しく解説していきます。

コーチングとNLPは基本的には同じ

コーチングとNLPは基本的には同じ

コーチングやNLPは、ゴールを目指す際に何らかの壁にぶち当たっている人がいた場合に自分で解決策を導き出してゴールを達成するためにサポートすることです。コーチングもNLPもこれらの人々に、能力を引き出す、自律性や自発性を促す、選択肢を増やすといったサポートを行っている点では同じと言えます。また、相手の状況を観察する、信頼関係を作る、傾聴する、相手とのコミュニケーションを通して気づきを促す、必要に応じてリードするだけでなく提案も行っています。

このようにコーチングとNLPはどちらもゴールを目指している人に対するサポートを行っているため、どちらも基本的には同じと言えるでしょう。

 

コーチングとNLPの違いとは

コーチングとNLPの違いとは

基本的にはコーチングとNLPに違いはありませんが、NLPにはコーチングでは対応できない諸問題に対応できる考え方が取り入れられているため、細かな違いが見られます。コーチングとNLPの違いは、ゴール地点・対象範囲・ツール・全体の流れ・学習範囲などの5項目に見られます。

それぞれの違いについて見ていきましょう。

 

ゴール地点

コーチングの語源であるコーチとは、馬車のことを意味しており、馬車は乗客を目的地まで到達させるということから目標達成がゴール地点です。

NLPとは、元々は優れた成果を出す3人のセラピストが使う言葉や関わり方などを体系化したものであることから、問題解決がゴール地点です。NLPで用いられる手法は、セラピーだけに活用できるものではなく、目標達成にも効果的であったことなどから、ビジネスやスポーツのほか、教育など幅広い分野で用いられるようになっています。

特に現代はストレス社会と言われています。ビジネスだけでなく幅広いジャンルにおいてストレスがたまりやすい状況では、セラピストが体系化し、セラピーなどに活用されているNLPの需要が高まりつつあると言えるでしょう。

 

対象範囲

コーチングは、上記でも触れたように目的を達成するためのものであるため、ポジティブな要素を扱う目標達成にはよく用いられていますが、ネガティブな要素を扱う課題解決にはあまり向いていません。

NLPは、上記でも触れたように課題を解決するためのものであるため、ネガティブな要素を扱う課題解決によく用いられるほか、ポジティブな要素を扱う目標達成にも効果的だったことなどからよく用いられています。

対象範囲で比較すると、NLPの対応範囲の方が広いと言えるでしょう。

 

ツール

クライアントとコミュニケーションをとる際にコーチングを用いる場合には、言葉や思考、論理性などに重点を置きながらアプローチしていきます。傾聴や質問を行い、言葉を通して思考を促していくため、どちらかと言えば左脳的なアプローチ方法です。

NLPを用いる場合には、イメージや五感、感情などに重点を置きながらアプローチしていきます。過去や未来をイメージしていきながら、頭をどんどん柔軟な状態にしていくことで、その時に得られる身体感覚や感情などから新しいアイデアやヒントを生み出していきます。

そのため、どちらかと言えば左脳的なコーチングに対して右脳的なアプローチ方法です。簡単にまとめると、コーチングとは知識を取り入れることで理解を促すのに対し、NLPとは体験を通して身体感覚を取り入れることで理解を促すものと言えるでしょう。

 

全体の流れ

クライアントの目標達成に向けてコーチングを用いる場合には、ある程度の「型」にはめて進めていきます。例えば、クライアントの緊張感を和らげ、どんなゴールを求めているのか明確にしていきます。現状とのギャップを明確にしていきながらギャップを埋めるためにどうするのかといったことを決めていくのが全体の流れです。このようにコーチングは、全体の流れを重視しており、その流れに合わせてアプローチしていきます。

しかし、NLPは全体的な流れというものがありません。もちろん、アプローチの方法はありますが、決まった方が存在しておらず、その場の雰囲気やクライアントの状態に合わせて柔軟に対応していくのがNLPの全体の流れです。コーチングとNLPを比較してみると、NLPの方が柔軟性も高く、様々なクライアントに対応しやすい全体の流れと言えるでしょう。

 

学習範囲

コーチングの知識を身に着ける場合とNLPの知識を身に着ける場合では、学習する範囲が異なっています。コーチングは、広くビジネス全般を対象としているため、マネジメントやマーケティング、効果的なチームの作り方、リーダーシップ、セールスコーチングなどが学習範囲です。

NLPは、幅広いジャンルに対応しているほか、セラピストの考え方に基づいていることから、コミュニケーション中心となっているため、言葉やイメージ力によるネガティブな感情のコントロール方法などが学習範囲です。NLPはとにかくコミュニケーションで解決することに焦点を当てているため、コーチングのようなビジネス全般に関する知識は学習範囲に含まれていません。

もし、ビジネスに関する専門的な知識が必要になる場合は、別途自分で学習する必要があるでしょう。

 

どちらか一方ではなく柔軟に選択

どちらか一方ではなく柔軟に選択

コーチングの方が先に登場したものの、目標達成だけでなく課題解決にも効果的であるという理由などからNLPが注目されるようになりましたが、どちらが優れているというものではありません。知識を身に着けることによって企業の潜在能力を高めたいというクライアントの場合には、コーチングの方がビジネス全般を対象とした知識を身に着けているため、クライアントに支持されやすいと言えるでしょう。

逆に、仕事や人付き合いなど、様々なストレスが原因で業務効率が落ちている社員に対してアプローチしていく場合には、セラピストの考え方に基づいていてコミュニケーションを中心としたアプローチを行うNLPの方が効果的と言えるでしょう。

そのため、どちらかを選択して掘り下げていくのではなく、コーチングとNLPの良い部分をピックアップしてケースごとに使い分けたり、両方を混ぜて使ったりなど、工夫することが重要と言えるでしょう。

 

まとめ

まとめ

コーチングやNLPの知識を身に着けたいという場合には、書籍やインターネットで調べた情報をもとに、自分の中で整理してまとめるという方法もあります。しかし、それだけでは実践力が伴わないため、セミナーや講習などに参加することが重要です。

コーチングやNLPといった目標達成や課題解決に関する能力を高めることに対する需要は高まりつつあります。それらの需要はビジネスのジャンルのほか、スポーツ、人間関係など幅広いジャンルで高まりつつあるため、常に新しいコーチングやNLPの知識を身に着けるだけでなく、専門的な知識を身に着けていくことが大切です。

自己研磨には費用がかかる場合があります。自分に必要な知識がどこで得られるか、無駄な知識ではないかなど、取捨選択をしっかりと行って、クライアントの要望に対する適応力を高めていきましょう。

Next : »
Prev : «