毎日様々な人と関わる環境の中で生活していると、相手に合わせているようなもどかしい気持ちになったという経験をした人も多いのではないでしょうか?
現代は、協調性の高い人が重宝されるため、自分らしさを失っている人が増えてきていますが、それがストレスの原因にもなっているので注意が必要です。
そこで今回は、自分らしい生き方を見つけるために、自分がどのような性格なのかを見抜く方法について解説していきます。
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自分らしさとは
「あなたの自分らしさについて詳しく説明してください」といきなり言われて、ハッキリと自分らしさについて伝えることができるでしょうか?
入試や就職などの面接の際に、「あなたの長所と短所について教えてください」と言われたこともあると思いますが、自分らしさとはこれと同じです。
しかし、いざ答えてみた内容が「本当の自分」なのか「周りに合わせて生み出された自分」なのかよく分からなくなった人も多いと思います。
自分らしい生き方を見つけるには、自分の性格がどのようなものかをしっかり見抜けるかどうかが重要と言えるでしょう。
生まれ持った性格とは
人の性格は、生まれ持った性格と成長過程で形成されていく性格の2つに大きく分類されます。
生まれ持った性格は、さらに以下の3つに分類されます。
- 線の細い痩せ型の性格
- ふっくらした肥満型の性格
- 筋肉質でがっちりした体系の性格
それぞれの性格について詳しく見ていきましょう。
線の細い痩せ型の性格
線の細い痩せ型の性格には、神経質、まじめ、物静か、社交性が低いという要素があります。
また、感受性が豊かなことから芸術家としての側面を持ちます。
社交性が低いことが原因で、友達が少ないものの、自然や本などが好きでお人好しな一面が見られるのも特徴です。
神経質な性格の影響から、小さなことや批判などに対しては過剰反応する傾向があるほか、物静かで社交性が低いことから、変わった人と思われやすい性格と言えるでしょう。
ふっくらした肥満型の性格
ふっくらした肥満型の性格には、おおらかで明るく、社交性が高いという要素があります。
また、ユーモアもあって周りに好かれやすいという側面もありますが、感情的になりやすい部分があります。
感情の起伏が激しく、行動も感情に左右されやすいのが特徴です。
他人に認められたいという思いは強いものの、「無理」と思ったことはすぐに諦めるなど、責任感が薄い性格と言えるでしょう。
筋肉質でがっちりした体格の性格
筋肉質でがっちりした体格の性格には、几帳面で粘り強いという要素があります。
しかし、融通が利かないという側面があるため、周囲からは「しつこい」という印象を持たれやすいのが特徴です。
楽しいことは楽しい、悲しいことは悲しい、好きなことは好き、嫌いなことは嫌いと単純な性格です。
群れの調和を大切にするため、周囲からは慕われますが、反する群れに対しては対抗意識を燃やすなど、何らかのトラブルを起こしやすい性格と言えるでしょう。
行動特性としての性格とは
性格によっておおよその行動特性を知ることができます。
主な行動特性は以下の5つです。
- 外向性の高い人
- 調和性の高い人
- 神経症傾向の高い人
- 誠実性の高い人
- 経験への開放性の高い人
それぞれの行動特性の特徴について見ていきましょう。
外向性の高い人
外向性の高い人とは、例えば、高い社交性を持っていて初対面の人の中でも、すぐに友達や仲間を作ることができる人です。
また、自分がやりやいことのビジョンを明確に持っていて、自分を磨くことに対して熱心であるほか、世間から注目を集めることに喜びを感じるという特徴があります。
調和性の高い人
調和性の高い人とは、例えば、親切で寛大な心を持っていて、人の気持ちを汲み取りながら行動できる人です。
また、性別や年齢に関係なく交友関係が広く、ボランティア精神が豊富で、対立しても引き下がるなど、争いを好まない傾向があります。
神経症傾向の高い人
神経症傾向の高い人とは、例えば、思慮深くて常識的で、社会のルールを絶対に守るものの、ネガティブ思考が強い人です。
ネガティブと言っても、諦めるのではなく、用心深く何事にもきちんと準備をしてから臨むという努力家であることが多いため、学業が優秀という特徴があります。
誠実性の高い人
誠実性の高い人とは、例えば、自制心が強く、自分の中でのルールや社会の中でのルールを徹底する人です。
ルールから外れることを嫌うため、柔軟な対応ができないほか、スケジュールなども完璧になっていないと気が済まないという特徴があります。
経験への開放性の高い人
経験への開放性が高い人とは、例えば、知性的な欲求が高く、読書や音楽などを好むなど、知能が高い人です。
また、知能の高さに加え、想像力も豊かであるという特徴がありますが、感性で生きている部分があるため、社会的な規範に縛られないという特徴があります。
価値観としての性格とは
価値観としての性格とは、生まれ持った性格とは異なり、成長していく過程で、何に価値を見出したかによって異なる性格です。
価値観としての性格は、以下の5つに分類されます。
- 経済的
- 理論的
- 審美的
- 権力的
- 社会的
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
経済的
こちらは物事を経済的な目線で捉える性格です。
例えば、物事だけでなく人の価値もお金で判断する人のことです。
現実的な性格とも言えますが、シビアでドライな側面が強い性格とも言えるでしょう。
理論的
こちらは物事を論理的に捉える性格です。
例えば、物事を直接的ではなく客観的に捉えつつ冷静沈着に判断する人のことです。
論理的に探究することに喜びを感じるため、個人主義的な性格とも言えるでしょう。
審美的
こちらは物事を感覚的に捉える性格です。
例えば、物事が美しいかどうかに重点を置きつつ判断する人のことです。
繊細で敏感な性格であるため、人からの束縛を嫌うなど、精神的に弱い部分がある性格とも言えるでしょう。
権力的
こちらは物事を支配的に捉える性格です。
例えば、物事は全て自分が他者よりも優位になる手段の1つだと判断する人のことです。
常に他者より優位でいたいという性格であるため、会社で肩身が狭い場合などには家庭で家族に対して偉そうに振舞うような性格と言えるでしょう。
社会的
こちらは物事を全て社会のためと捉える性格です。
例えば、物事は全て社会に役立つことで成り立っているため、仲間とともに協力してそれらを行おうとする人です。
何かを達成することに対して喜びを感じる性格であるため、損な役回りを引き受けやすい性格とも言えるでしょう。
細分化された中から自分らしさを見つける
自分らしい生き方を見つけるには、自分の性格がどのようなものかをしっかり見抜けるかどうかが重要と言いました。
生まれ持った性格や性格から分かる行動特性、成長過程で変化する性格など、様々な要因で自分らしさが形成されています。
まずはこの細分化された性格や行動特性の中から自分がどのタイプに該当しているのかをしっかりと理解することが重要です。
自分の性格をしっかりと理解した後は、自分がその性格の通り振舞うことができているかどうかを判断します。
もし、自分らしさを失って自分らしく振舞うことができていない場合には、少しずつ性格に合わせて自分らしい生き方に変えていきましょう。
まとめ
自分らしさと一口に言っても、協調性を重視する世の中では、自分らしさよりも周りに受け入れられる偽の自分らしさを作り上げている人が多いと言えます。
偽の自分らしさが当たり前になっていると、自分らしさとは何なのかが分からなくなってしまうため、自分らしい生き方を見つけるには、まずは自分がどんな性格なのかをしっかり理解することが重要です。
自分がどんな性格なのかしっかり理解できた後は、性格に合った自分らしさを取り戻していきましょう。
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