学生の頃は時間に余裕があったものの、就職してからは日々何かに追われていて、気づけば自分らしさを失っていたという人も多いのではないでしょうか?
自分らしく生きるということは「前向きに物事に取り組むエネルギー」につながるため、とても大切なことです。
今回は、自分らしくとは何なのか、また自分らしく生きるためにはどうすればいいかという生き方のヒントについて解説していきます。
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自分らしくって何だろう?
アウトドアが好きだから〇歳になったら家族で毎年キャンプしたり、スキーをしたりなど、色々な「自分の将来の理想」を思い描いていた人も多いと思いますが、今の自分はその頃の理想通りに生きることができているでしょうか?
学生の頃は時間に比較的余裕があるため、将来についてじっくり考えたり、自分と向き合う時間を取ったりできますが、社会人になると、忙しい毎日に追われて、なかなか自分と向き合う時間すら取れない場合があります。
そうなってくると、思い描いていた理想からどんどん離れていってしまい、気づいた時にはただ年齢だけを重ねていたということになってしまうこともあるので注意が必要です。
協調性を重視する世の中
自分らしさを失うのは、忙しさだけが原因ではありません。
日本では、社会人になる準備として学校で協調性を身に着けていきます。
協調性とは、自分勝手ではなく、お互いを思いやって支え合いながら生きることであるにも関わらず、いつの間にか「相手に合わせる」「空気を読む」ことができる人が協調性のある人という認識になりつつあります。
そのため、「本当はこうしたかったのに」と思っていることと裏腹な発言や行動を繰り返す中で徐々に自分らしさが失われていき、気づけば他人に合わせる生き方をしているという人が増えてきていると言えるでしょう。
ある程度は相手に合わせたり空気を読んだりすることも大切ですが、相手に合わせすぎて自分らしさが失われると、それがストレスに感じてくるようになります。
では、自分らしく生きるにはどうすればいいのでしょうか?
自分らしく生きるヒントを見ていきましょう。
今からでも遅くない自分らしく生きるヒント
自分らしく生きると言っても、「自分さえよければいい」という自己中心的に生きるということではありません。
協調性を維持しながら「自分」というものを保ちながら生きていくということです。
自分らしく生きるためのヒントは以下の5つです。
- 本心と向き合う
- 理想像を具現化する
- 失敗を恐れない
- スモール・ステップ
- 頭をリフレッシュさせる
それぞれのヒントについて詳しく見ていきましょう。
ヒント①本心と向き合う
自分らしく生きるためには、まずは「自分」というものをしっかりと持つことが大切です。
そこで重要になってくるのが、自分の本心としっかり向き合うことです。
子供たちを見ていると、個性に溢れていて、それぞれが自分らしく生きていますが、大人になると、常識や世間的な物差しに合わせるようになるため、徐々に個性が失われていきます。
発言や行動1つにしても「これを言ったらどう思われるかな」「この行動をとっても変じゃないかな」と、1つ1つ相手の様子を確認しながら発言したり行動したりしている状況は、それは本心と向き合っているとは言えません。
周囲に合わせることを優先するのではなく「私はこう思う」という奥深くに潜んでしまった本心と向き合いつつ、それを発言または行動として移すことから始めることが自分らしく生きるためのヒントと言えるでしょう。
ヒント②理想像を具現化する
自分らしく生きるためには、一時的に自分らしくいればいいというものではなく、継続して自分らしくいることが大切です。
そこで重要になってくるのが、自分が抱いている理想像を具現化するということです。
本心と向き合えるようになると、「こうしたい」という自分の思いが次々と出てくるようになります。
しかし、この思いをただ抱いているだけでは、今までと何も変わりありません。
実現して初めて意味があるため、まずは思いを全て書き出すことから始めます。
理想像は具体的であればあるほど実現しやすくなります。
例えば、「結婚して幸せな家庭を築く」という理想像を書き出したとしても時期が明確ではありません。
〇歳までに結婚して、〇歳までに子供が生まれてと具体的に書いたものを毎日見るようにすると、周囲に振り回されることなく自分らしく生きやすくなるでしょう。
ヒント③失敗を恐れない
自分らしく生きるためには、周りからどう思われるではなく、自分が精一杯やれているかが重要です。
そこで重要になってくるのが、失敗を恐れずチャレンジし続けるということです。
大人になってくると、「失敗は恥」という意識が強くなるため、「失敗したらどうしよう」と失敗した時の言い訳などを考えながら作業に取り組んでしまう時があります。
しかし、小さい頃を思い出してください。
初めて歩いて転んだ時に、誰か厳しく叱りつけたでしょうか?
「よく頑張ったね!次も頑張ろうね」と必ず褒めてくれたはずです。
人は失敗を繰り返しながら、失敗しないための手段を学んでいくため、失敗して当たり前と言えます。
失敗を恐れて自分らしさを失うのではなく、失敗を恐れずに自分らしく前向きに取り組む姿勢を失わないようにしましょう。
ヒント④スモール・ステップ
自分らしく生きるためには、一気に結果を出そうとするのではなく徐々に積み重ねていくことが重要です。
そこで重要になってくるのが、スモール・ステップという考え方です。
例えば、ドミノ倒しを思い出してください。
壁の端から端までドミノを並べていくとして、並べる枚数は決まっていないとします。
並べる人の中には、1つ1つの間隔を確かめながら丁寧に並べていく人もいれば、間を広く大雑把に並べていく人もいます。
丁寧に並べた人は並べ終わるまで時間がかかりますが、必ず成功します。
しかし、大雑把な人はうまくいけばいいものの、途中で止まると最初からやり直さなくてはなりません。
自分らしさを失っているのを自分らしく戻すには時間がかかります。
大雑把に並べる時のようにヒントの①~③をただがむしゃらに取り組むのではなく、小さく並べる時のようにコツコツと確実に一歩ずつ歩を進めていくことが大切と言えるでしょう。
ヒント⑤頭をリフレッシュさせる
自分らしく生きるためには、新鮮な気持ちで取り組むことが重要です。
そこで重要になってくるのが、毎日頭をリフレッシュさせるということです。
仕事などで忙しい毎日に追われていたり、人間関係に振り回されたりしていると脳が疲れます。
脳が疲れてくると、自分と向き合うことができなくなるなど、ヒントの①~④を実践する余裕がなくなってしまいます。
そのため、1日を終えた後や少し疲れた時には、瞑想の時間を取り入れることが重要です。
瞑想の時間を取り入れることで、疲れた頭をリフレッシュすると、邪念が取り除かれるためより自分らしく生きられるようになるでしょう。
まとめ
小さい頃は個性があって、個々に自分らしく生きることができていますが、成長するにつれ徐々に常識や世間的な物差しに合わせるようになるため、徐々に個性が失われていきます。
「これを言ったらどう思われるかな」「この行動をとっても変じゃないかな」と相手本位で発言や行動するようになると、自分らしく生きることができないほか、ストレスが溜まってしまいます。
ストレスフリーで充実した毎日を過ごすためにも、自分らしく生きるためのヒントを参考にしながら、自分らしさを手に入れていきましょう。
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