女性の中には、一歩を踏み出す自信を持つことができなかったり、些細なことがきっかけで自信を持つことができなくなったりした人も多いのではないでしょうか?
しかし、それは自分だけではなく、周りの女性全員が感じている悩みなので深く考えすぎてはいけません。
そこで今回は、一歩を踏み出す自信や失ってしまった自信を身に付ければいいのか、女性の自信の付け方について徹底解説していきます。
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女性は自分の価値を低く見積もりやすい
女性と男性は、性別による違いがあるだけでなく、思考にも大きな違いがあります。
例えば、カーネギーメローン大学の経済学の教授であるリンダ・ハブコック氏によると、昇給交渉を行う男性は女性よりも4倍多いという結果が出ました。
マンチェスター・ビジネススクールの心理学の教授であるマリリン・デイヴィッドソン氏によると、自分にふさわしい年収について質問してみたところ、男性は平均660万円に対して女性は平均530万円と約20%低く見積もったという結果が出ています。
また、ヒューレット・パッカード社が社内で行った調査によると、転職や昇進を行う際に、男性は要件の60%満たしていれば応募するのに対し、女性は100%満たしていないと応募しないという結果が出ました。
このように、男性は自分の価値を過大評価するもしくは失敗を恐れないという傾向がありますが、女性は自分の価値を低く評価するもしくは完璧な状況でなければ無理をしないという傾向が強いと言えるでしょう。
自信が持てないのは自分だけではない
もし、「周りの女性はいきいき自分らしく輝いているのに自分だけ自信が持てずにいる」と悩んでいる人がいる場合には、あまり深く考えすぎない方が良いと言えます。
上記の調査結果のように、女性は元から自分の評価を低く見積もる傾向があるため、自分に自信が持てないのが当たり前と言えるからです。
しかし、だからと言って、「いざ」という時に一歩を踏み出せずにいるとチャンスを逃してしまうことになります。
そのため、「ここぞ」という時には、自信を持って前に進む必要があると言えるでしょう。
女性の自信の付け方5選
男性と違って自分の価値を低く見積もってしまう女性は、どうやって自信を付ければいいのでしょうか?
女性の自信の付け方は以下の5つです。
- 誉め言葉は素直に受け取る
- 得意なことから取り組む
- 自分と他人を比べない
- 過去をいつまでも引きずらない
- 成功にこだわり過ぎない
それぞれの自信の付け方について見ていきましょう。
誉め言葉は素直に受け取る
女性が自分に自信を持つことができない主な原因として、自分のことを正しく評価できていないことが挙げられます。
「もっと頑張らなきゃ」などのように、ゴールが見えない状況でひたすら頑張りすぎても、結果を伴っていないように感じるため、自信を失ってしまうことになります。
「良く頑張っているね」と周囲から褒めてもらえた時には、「そんなことはありません」と否定するのではなく、「自分の頑張りが認めてもらえた」と素直に受け取って、褒められた喜びを次の原動力にすると、自信が自然と身に付いてくるでしょう。
得意なことから取り組む
女性が自分に自信を持てない原因には完璧主義すぎる部分が挙げられます。
ヒューレット・パッカード社の社内調査の結果のように、女性は完璧というものを求める傾向があるため、完璧でない状態に自信を失ってしまう傾向があると言えます。
例えば、ちょっとした失敗でも、「何で失敗してしまったのだろう」と頑張っているだけに失敗の影響が大きく、自信を失ってしまいます。
そのため、何かの失敗が自信を失う原因になっている場合は、成功体験をどんどん増やしていくことが重要です。
「どうせ私なんて…」とくよくよしてしまっていたとしても成功体験を多く重ねることによって「私ってできる子かも」と前向きに捉えられるようになって、失っていた自信を取り戻せるようになるでしょう。
自分と他人を比べない
女性はどうしても他人と比べがちです。
これは仕方のないことかもしれませんが、だからと言って比べた結果で自信を失ってしまっていては意味がありません。
例えば、自分が何か失敗をした場合でも、「○○は失敗せずにうまくこなしているのに」と他人と比べてしまうと、その失敗が些細なものでも大きなものに感じられるようになって、自信を失ってしまうことになります。
「周りが自分と比べて○○だ」という考えを根本から捨て、自分がしっかり頑張れていたかどうかに目を向けることが重要です。
頑張ることができていなかった場合は、それを反省し、頑張ることができていた場合には、まずは頑張った自分を褒めてあげることです。
そうすることによって、次の失敗をなくすことにつなげられるほか、前向きに自信を持って取り組むことができるようになるでしょう。
過去をいつまでも引きずらない
他人と比べるのと同様、過去の失敗をいつまでも引きずることが原因で自信を失っている場合があります。
過去の失敗を振り返ることで、次のステップに活かすことができるのであれば引きずっていてもいいと言えますが、引きずることによって自信を失っている場合にはただの無駄な過去と言えます。
過去を後悔することと将来に不安を抱くことは、変えられない過去や未来に対して無駄に時間を使っているだけで、現状は何も変わっていません。
「今」という時間を精一杯頑張ることができているかどうかに目を向けて、過去の足かせを外してあげることによって、自信を身に付けられるようになるでしょう。
成功にこだわり過ぎない
ヒューレット・パッカード社の調査結果のように、女性は完璧主義の面があるため、男性のように失敗を失敗としてさらっと流すことができない傾向があります。
そのため、「絶対に失敗できない」と強いプレッシャーを自分にかけてしまうことが余計に自信を失ってしまう原因につながってしまいます。
「失敗したらどうしよう」「失敗したら周りからどう思われるだろう」とまだ見ぬ未来への不安を抱くのではなく、「失敗して当たり前」と失敗を前提に捉えることが重要です。
そうすると、スッと肩の力が抜けるほか、成功した時の喜びが力に変わるため、自信を身に付けられるでしょう。
自分の物差しで納得する日々を送る
「出る杭は打たれる」という言葉があるように、自分と他人の違いに目を向けてしまう人は多いと言えます。
しかし、だからと言って他人と自分のどちらが優れていて劣っているかを比べる必要はありません。
他人の物差しで捉えようとするのではなく、「自分は自分」「他人は他人」と自分の物差しで捉えることによって、自信を持つことができない原因になっていた肩の荷を下ろすことにつながります。
「自分らしく生きることができているか」「自分の中で頑張ることができているか」に目を向けて、納得する日々を送ることができれば、自然と自信が身に付いてくるでしょう。
まとめ
女性は、男性と比べると、真面目で完璧主義な傾向があるため、自分のことを低く評価してしまいます。
そのため、いくら頑張っていても「まだまだ頑張れていない」と周りと比べてしまい、自ら自信を失ってしまう方に導いてしまっている場合があります。
女性の自信の付け方は、自分をしっかりと認めてあげることです。
褒められた時は、自分が頑張っていて周りに認められた証拠です。
気負いすぎたり、他人や過去と比べたりすると、それが原因で自信を失ってしまいます。
「失敗して当たり前」と肩の荷を下ろして、他人や過去と比べずに、今の自分がしっかりと頑張ることができているかどうかに目を向けてあげると、自然と自信が身に付いてくるでしょう。
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