コンプレックスを克服するにはどうする?事例別のコンプレックス克服方法5選

世の中には、「学歴が低い」「容姿に自信がない」などの様々なコンプレックスを抱いている人がいます。そのような人たちは、コンプレックスが原因で他者に対して感情的になるほか、自分のパフォーマンスができない場合があります。

では、どうすればコンプレックスを克服できるのでしょうか?そこで今回は、コンプレックスを克服するための克服事例を5つご紹介していきます。

コンプレックスとは


「マザーコンプレックス」のような「○○コンプレックス」という言葉を聞いたことがある人も多いと思います。それだけ人生には多くのコンプレックスが存在しています。そもそもコンプレックスとはどんなものなのでしょうか?コンプレックスの考え方としてユングのコンプレックス、アドラーの劣等コンプレックスが挙げられます。それぞれのコンプレックスについて詳しく見ていきましょう。

ユングとコンプレックス

心理学者の一人であるユングの考えるコンプレックスとは、心理複合体という意味を持ち、自分の行動に影響を与えるような無意識な葛藤を意味します。代表的なコンプレックスは以下の3つです。

・エディプスコンプレックス:父親に対して幼少期に反抗する
・マザーコンプレックス:母親に過剰に甘える
・ロリータコンプレックス:年下の女性を好きになる

人間の心は自我・前意識・無意識の3つで構成されており、コンプレックスは自覚しにくい無意識の部分に位置するものだとユングは考えました。そのため、コンプレックスは自分で測ることができない部分にあるため、取り扱いが難しく解決しにくい心理的な問題として考えられています。

アドラーと劣等コンプレックス

心理学者の一人であるアドラーは、これまで広い意味で捉えられていたコンプレックスを劣等という部分に焦点を充てて研究を進めました。

例えば、「学歴が低い」「太っている」といったように、他人と比較した時に感じる「劣等感」「自分の嫌いな部分」などがコンプレックスであるという考え方です。アドラーの考えるコンプレックスの方が馴染みやすいことから、コンプレックスは劣等感という意味で広く用いられています。

善玉コンプレックスと悪玉コンプレックス


「コンプレックス」を抱いていることが、常にマイナスに働いているわけではありません。善玉コンプレックスとは、人生をより豊かなものにしてくれるコンプレックスです。

例えば、「学歴が低い」というコンプレックスを抱きながら、「負けてたまるか」と積極的に物事に取り組んでいるなどです。

一方、悪玉コンプレックスとは、人生をマイナスにしてしまうコンプレックスです。例えば、「学歴が低い」というコンプレックスを抱きながら、「どうせ取り組んでも無駄」と消極的になる、自尊心が低下するなどです。

同じコンプレックスでも、抱く人の捉え方次第で異なるため、どのようにコンプレックスを捉えるかが重要になると言えるでしょう。

コンプレックスの原因はこの5つ


コンプレックスを抱く主な原因として、以下の5つが挙げられます。

・過去のトラウマ
・自分の長所に気づいていない
・自分の長所を磨こうとしていない
・ネガティブな環境で生活している
・他人の目を気にしすぎている

特に、過去の大きな失敗などが原因で、それがトラウマに変わってコンプレックスになった人が多いです。

しかし、「長所に気づく」「他人の目を気にしすぎない」などを意識すれば、コンプレックスを抱く原因がなくなるため、コンプレックスを抱きにくくなると言えるでしょう。

コンプレックスの克服方法5選


コンプレックスは心の無意識の部分に根付いているため、なかなか簡単に克服することができません。しかし、しっかりと向き合っていくことで克服することが可能です。では、どのように向き合えばいいのでしょうか?コンプレックスの克服方法は以下の5つです。

・他人と比較しない
・自分の価値基準を変える
・コンプレックスを強みに変える
・コンプレックスを個性として受け入れる
・新しいことにチャレンジする

それぞれの克服方法について詳しく見ていきましょう。

他人と比較しない

コンプレックスの克服方法の1つ目は他人と比較しないことです。「周りからどう思われているのだろう」「あの人と比べると私は劣っている」といったコンプレックスの原因となる劣等感が生まれる状況を作らないことが重要です。

コンプレックスを抱く原因の1つとして「他の人の目を気にしすぎている」がありました。他の人の目を気にしすぎているということは、他の人と比べていることを意味しています。他人と比較しない習慣を身に付けることで自然とコンプレックスを克服できるようになるでしょう。

自分の価値基準を変える

コンプレックスの克服方法の2つ目は自分の価値基準を変えることです。

例えば、手に入る給料が少ない、異性にモテないなどの原因を「自分の学歴が低いせいだ」と思ってしまうと、それがコンプレックスになります。

しかし、そうやって何かの原因を自分の劣っている部分に当てはめようとするのではなく、「自分の努力不足」「積極性がない」などの本来の原因を探ることが重要です。自分の価値基準に当てはめて原因付けを行うのではなく、価値基準を変えて前向きに取り組むことで、コンプレックスを克服できるでしょう。

コンプレックスを強みに変える

コンプレックスの克服方法の3つ目はコンプレックスを強みに変えることです。基本的に「コンプレックス=悪いもの」で取り除かなければならないという印象を抱いている人が多いと言えます。

例えば、自身の性格に対して、「自己主張が強すぎる」「優柔不断で決断に時間がかかる」といったコンプレックスは、本来マイナスです。しかし、これらのコンプレックスでも「自己主張が強すぎる」というコンプレックスは「リーダーシップを発揮できる」と強みに変えることができます。コンプレックスだから直そうとするのではなく、適所の場合には長所として輝くケースもあるため、コンプレックスを強みに変えることで克服できるでしょう。

コンプレックスを個性として受け入れる

コンプレックスの克服方法の4つ目はコンプレックスを個性として受け入れることです。
身長が低い、太っているといったコンプレックスを抱いている人もいるかもしれませんが、全員の身長や体重が同じだとどうでしょうか?全員が同じだと個性がなく、つまらないと言えるでしょう。

そのため、身長が低い、太っているといったこともコンプレックスとして捉えるのではなく、個性として捉えることが重要です。さらに、個性を自身の長所として捉えることができれば、コンプレックスが気にならなくなるでしょう。

新しいことにチャレンジする

コンプレックスの克服方法の5つ目は新しいことにチャレンジすることです。コンプレックスは、無意識の中に存在しているため、ふとした瞬間に思い出されるケースが多いと言えます。しかし、忙しくしている場合は、忙しいという現状に心が支配されるため、コンプレックスを抱きにくくなります。例えば、「毎日部屋を掃除する」「ギターを練習する」などです。

「学歴が低い」というコンプレックスを抱いている人が、毎日勉強を続けるといったようにコンプレックスの克服につながる内容である場合には、より効果的と言えるでしょう。

まとめ


コンプレックスは、古くから心理学者によって研究が行われるほど、誰でも抱くものです。コンプレックスが人生をプラスにする場合には問題ありませんが、人生をマイナスにする場合には克服した方が人生をより良いものにできます。

コンプレックスは、心の無意識の部分に存在するため、簡単に克服できない場合もあります。しかし、「他人と比較しない」「自分の価値基準を変える」などを取り入れることで、徐々に克服できるでしょう。

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