ビジネスコーチングって何だろう?ビジネスコーチングを徹底解剖

「ビジネスコーチング」という言葉を耳にしたことはあるものの、それがどういったものかわからない、またそれが起業とどう結びつくかもわからないといった人も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、ビジネスコーチングがどういったものなのか、それがどう起業と結びついているのかについて詳しく解説していきます。

ビジネスコーチングとは


スポーツの指導者のことを「コーチ(coach)」と呼んだりしますが、ビジネスコーチングに含まれているコーチもこの言葉が関係しています。そもそもコーチという言葉は、1500年代に移動手段として利用されていた馬車を意味していると言われています。馬車は乗客を目的地に送り届けるものであり、スポーツの指導者も指導を通して教え子を目標に到達させることからコーチと呼ばれるようになりました。

最近では、コーチという言葉がスポーツだけでなくビジネスでも用いられるようになっています。ビジネスで用いられている「ビジネスコーチング」がどのようなものなのか詳しく見ていきましょう。

顧客の潜在的な能力を引き出す

ビジネスコーチングとは、依頼者であるクライアントの業務効率を上げるといったように、クライアントのビジネスの質を向上させることを目的に行うものです。「それってコンサルティングと同じでは?」と思った人もいるかもしれませんが、コンサルティングは、依頼を受けた側が主体で業務改善を進めていきます。しかし、コーチングは、対話を通して課題を一緒に探りながら解決策を導き出すなど、顧客の潜在的な能力を引き出すことが目的になっているのが大きな違いです。

つまり、コンサルティングの場合は、クライアントに欠けている能力をコンサルティングが補うため、欠けている部分が現れるたびにコンサルティングの力が必要になります。しかし、コーチングの場合は、クライアントに欠けている部分を気づかせ、解決に何が必要かという自己解決能力を向上させるものであるため、継続した会社の成長が期待できるでしょう。

様々な分野で活用できる

ビジネスコーチングと一口に言っても、コーチングの対象となるものは多岐にわたります。例えば、ビジネスだけでも以下のようなコーチングの対象があります。

  • 組織
  • 人事
  • キャリア
  • コミュニケーション
  • マーケティング
  • ブランディング
  • タイムマネジメント
  • セールス

上記はほんの一例です。社員一人ひとりに行うコーチングもあれば、人事部といったような1組織に対して行うコーチングもあります。また、役員を対象としたコーチングもあるなど、ビジネスコーチングの役割はどんどん高まっていると言えるでしょう。

ビジネスコーチングに必要なスキルとは


ビジネスコーチングは、コンサルティングとは違うため、コーチングする側に課題に対する卓越した解決能力は必要ないと言えます。その代わり必要になるのがコミュニケーション能力です。

例えば、きちんと話を聞くことができる、サポートにやりがいを感じる、柔軟に対応できる、状況を冷静に判断し観察できる、語彙力が豊富で言葉の表現が巧みであるなどです。クライアントがより良い判断ができる状況を生み出すのがコーチングの立場であるため、どちらかというとカウンセラーのようなスキルが必要になると言えるでしょう。

ビジネスコーチングのメリットとは


ビジネスコーチングとして起業するには、どのようなメリットがあるのでしょうか?

主なメリットは以下の通りです。

  • 自分一人でも始めることができる
  • 仕事の幅を広げることができる

それぞれのメリットについて見ていきましょう。

自分一人でも始めることができる

ビジネスコーチングは、工場などのように大きな機械や大勢の社員が必要になるものではありません。極端な話、自宅を事務所にして、要望に合わせて出社することができるなど、自分一人で手軽に始められるのがメリットです。起業しても社員のことを気にせず、コーチングのスキル向上と顧客獲得に専念できるため、有意義な時間を過ごしやすいと言えるでしょう。

仕事の幅を広げることができる

ビジネスコーチングとして成功すると、ビジネスコーチングのノウハウを理解した社員を増やして新規の顧客獲得に向かうことができます。また、養成講座といったようなスクール運営を手掛けることもできるなど、仕事の幅を広げることができます。また、セミナーに呼ばれるようになると、ビジネスコーチングだけでなく幅広いジャンルの要請が得られるようになってくるでしょう。

ビジネスコーチングのリスクとは


ビジネスコーチングは、自分一人でも始められるためリスクも抑えられそうですが、実際はどうなのでしょうか?主なリスクは以下の通りです。

  • スキルの獲得に費用がかかる
  • 顧客獲得までに時間がかかる

それぞれのリスクについて見ていきましょう。

スキルの獲得に費用がかかる

ビジネスコーチングに必要なスキルを手に入れるには、とにかくコーチングを行うための知識が必要になるため、書籍の購入費用やセミナーの参加費用など、ある程度の初期投資が必要になります。

自分一人で始められるため、社員を抱える、事務所を構えるといった費用は抑えられますが、クライアントが必要な知識を自分が身に着けられるまでにどのくらいの費用がかかるかを予想できないのが大きなリスクと言えるでしょう。

顧客獲得までに時間がかかる

ビジネスコーチングに関する認識が広がり、需要が高まってきていても、その需要が自分に求められているかどうかは別の話です。「○○というところにコーチングを依頼したら良かったよ」と需要のほとんどが口コミで広がるため、実績がないうちは顧客獲得までに時間がかかるというリスクがあります。

そのため、いきなり起業するのではなく、最初のうちはサラリーマンを続けながらスキルを身に着けつつ、仕事が休みの日に依頼を受けるなど、徐々に顧客を獲得していく方が良いと言えるでしょう。

報酬はどのくらいなのか


ビジネスコーチングに対する規制はないため、明確な報酬は決まっていません。そのため、どのくらいの実績があるのかによって、報酬は大きく異なってくると言えるでしょう。インターネットでビジネスコーチングの報酬について調べると、時間単位で依頼を受けているところが多いです。1時間数千円のところもあれば、企業の役員を対象とした本格的なコーチングでは1時間の報酬が10万円近いところもあります。

コーチング報酬は誰かに決めてもらうものではなく、自分で決めなければならないものであるため、最初の報酬設定をいくらにするかも重要なカギを握っていると言えるでしょう。

まとめ


コンサルティング会社が今までクライアントのビジネスに関する要望に応えていましたが、最近ではコーチングを行う会社が求められるようになってきています。今後益々コーチングに対する期待が高まりますが、コーチングとして起業するには知識と実績が必要です。いきなり起業するのではなく、まずはしっかり知識を身に着け、下積みを繰り返す中で実績を得るなど、顧客を獲得できるような状態にした上で起業しましょう。

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