最近では、著しい技術の発展によって、人工知能・AIの存在が身近になってきました。
皆さんが普段から使用しているスマートフォンの機能にもAIや人工知能の機能を搭載したアプリがあったり、AIスピーカーに話しかけることで機械を実際に操作することなく音楽を流してくれたり、AIや人工知能を普段から活用している方も多いでしょう。
もちろん、人口知能やAIの技術がこれからさらに進化をすることで我々の生活はより便利になることが想像できます。
しかし、一方で「AIに仕事を奪われて、将来仕事がなくなってしまうのではないか」という不安を抱える声も多くなってきています。
これから将来的にAIや人工知能が発達することで、どのような仕事がなくなってしまうのでしょうか?
技術の進歩と上手に向き合っていくために、私たちはどのような対策をとるべきなのでしょうか?
Contents
約50%の労働人口がAIに切り替わる将来、本当にくる?
AIや人工知能の技術が進化することで、単純作業以外の複雑な作業であっても人間よりAIや人工知能の方が優れた知能を持つようになってしまうと、将来的に私たち人間の仕事がAIや人工知能に奪われてしまう可能性があると言われています。
有名なAI研究の結果では日本国内の約50%の労働人口が将来的のAIに置きかえることができる、ということが明らかにされています。
また、研究結果によると、AIや人工知能に日本の労働の約半数を置き換えることができる未来は、遠い将来の話ではなく、10年、20年後に訪れると言うのです。
しかし、周りを見渡しても、日本国内では多くの企業が人手不足であることを嘆いていますよね。
実際、建設業や接客業などの業種では、機械化などが進んではいますが、人口知能やAI、機械では対応できない作業が沢山あるのです。
将来的に人口知能やAIの技術が進歩して、人間の仕事が減ってしまったとしても、同様に人間でなければ対応できない業務も沢山ある、ということを覚えておきましょう。
AIの発展でなくなることが予想される仕事とは?
AIや人工知能の発展によってなくなることが予想されている仕事にはどのようなものがあるのでしょうか?
多くの場合、一定の作業を繰り返す作業や、専門性が低い業務、データの分析などの業務は将来的にAIにほとんどの作業を任せる事が可能になると言われています。
いくつかの例をご紹介します。
自動運転のタクシーは、実験的に利用されるようになっていますし、ロボットによる宅配の代行も海外では利用されています。
上記の図のような仕事がAIによって代替される未来もそう遠くはないように感じます。
AIが発展してもなくならない仕事には何がある?
AIが発展することで、将来的になくなってしまう仕事をいくつかご紹介しましたが、反対にAIが発展しても人間の仕事として無くならない確率が高いと言われる仕事もあります。
無くなると予想される仕事とは違い、抽象的な概念を対象とした仕事や、人間性を重視した仕事は無くならいでしょう。
例えば、芸術に関係する仕事や医療関係の仕事などが挙げられます。
AIは、搭載されたプログラムによって算出されたこれまでの統計を利用して作業の処理を実施します。
しかし、芸術や接客、経営などはこれまでの統計で単純に算出できるものではありません。
まして、医者から重大な病気を宣告された場合であっても、AIから淡々と伝えられることは良いことなのでしょうか?
人間の医者からきちんと説明してもらうことで安心できる、という方が多いでしょう。
このように、AIが進化した将来であっても人間でないとできない、と言われている仕事は沢山あるのです。
日本はAI技術の進化の影響を受けやすい?AIと上手に共存していくためにできること
現在、日本ではどれくらいのAI技術が利用されているか知っていますか?
平成28年度情報通信白書のAI導入状況に関するアンケート結果によると、米国の労働現場で「これからAI技術の導入を考えている・すでにAI技術を導入している」と答えた人が全体の約30%であったのに対し、日本の労働現場におけるアンケートで「これからAI技術の導入を考えている・すでにAI技術を導入している」と答えた人の割合は全体の10%程にとどまりました。
米国と比較して日本でAI技術の導入が遅れている原因として、米国ではすでにPCなどの機械を利用して対応している作業を、日本で機械化・PC化できていない、という点が挙げられます。
また、日本では、前述の通りAI技術の発展によって将来的に人が作業する必要がなくなる仕事に従事している労働人口が多く、労働人口の役半数が将来AIによって代替できる仕事をしています。
つまり、将来的にAI技術が発展し、私たちの周りの仕事の多くをAIで対応することが可能になると、日本の労働人口の約半数が影響を受けてしまうのです。
将来、AI技術が発展した後にも安定した仕事を続けるためには、AIと共存していけるための方法を考える必要があるでしょう。
AIと共存するために・・・
AI技術の発展と共存していくためには、これまでのように「資格を取得したから将来も安心」という考え方ではうまくいきません。
特に、事務作業や経理業務、入力作業などの仕事の多くは将来的にAI技術に淘汰されてしまうでしょう。
AI技術の発展と共存するためには、単純作業だけを淡々とこなす労働者でいてはいけません。
より専門的な知識を付けることはもちろん、AI技術にはないコミュニケーション能力を付けることが大切です。
20年後、AI技術によって人の仕事が減ってしまうことはかなり確実と言えます。
しかし、いまある仕事にきちんと取り組み、より専門性のある知識をつけておくことで、もし今従事している仕事がなくなってしまったとしても、必要とされる人材であることができるでしょう。
AIにはできない!?コミュニケーション能力をつけよう
前述のとおり、将来的にAI技術が発展してご自身が従事している業務がAIで代替できる世の中になるかもしれません。
しかし、コミュニケーション能力をきちんとつけておくことで、あなたはAI技術が発展した近い将来でもイキイキと働くことができるでしょう。
より良いコミュニケーション能力を付けるためのポイント3つをご紹介します。
相手が満足できる対応ができる?
周囲とより良いコミュニケーションをとるためには、自身と同じ空間にいる相手がいつも満足して心地よくいられるような対応をしています。
相手が「この人といると満足できる・心地よい」と感じることで、あなたは周囲にとってとても大切な存在になるでしょう。
まずは相手の存在を肯定して認めている、ということを積極的に伝えるようにしましょう。
相手の感情を読み取る
コミュニケーションにおいて一番大切とも言えるポイントに「相手の感情を読み取る」というものがあります。
あなたの周囲でコミュニケーション能力が高い、と言われている人は周囲の反応や感情を読み取る力が優れていませんか?
決まった対応ができることはもちろん、周囲の反応を常に観察していることで、不測の事態にもある程度対応することが可能です。
相手の言動だけでなく、表情や声のトーンなど、様々なポイントから感情を読み取り、相手に対して自分ができることは何なのか、を考えながら生活してみましょう。
常に周囲を見渡すことができる存在である、と思われることであなたはビジネスにおいて必要不可欠な存在になるでしょう。
相手を知って相手に合わせる
これまで、相手の感情を読み取って対応することや、相手が満足する対応をすることが重要であるとお伝えしました。
最後に、コミュニケーションをうまく取るために大切なポイントとして相手に会わせる、というものがあります。
もちろん、それぞれに考えや意見があるので、全ての意見を合わせる必要はありません。
しかし、相手と自分の違いを理解しておくことで、相手に近づくことができます。
相手に使づいて相手のことを理解できるようになると、ビジネス面でも大きな衝突が起こる可能性がとても低くなるでしょう。
まとめ
AI技術が発展して、現在の仕事がなくなってしまうのではないか、という不安を抱えている方も少なくはないでしょう。
実際に、近年AI技術は著しく発展しており、約20年後には日本の労働人口の約半数の業務をAIで代用できるようになると言われています。
しかし、今現在するべきことをきちんとこなし、社会で必要とされるためのコミュニケーション能力を磨いておくことで、将来も今でどおり社会に必要とされる人材でいることができます。
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